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ポリファーマシー いかに介入するか,あるいは介入しないのか

青島 「減処方のためのキーステップ(表)」を参照しつつ,論文情報に基づいた減処方の提案を行っています。例えば降圧薬ならば,収縮期血圧が130 mmHg未満の状態で降圧薬を2種類以上服用していると,2年間で死亡リスクが1.78倍増加する10)。この論文情報に,「慢性便秘患者に対するCa拮抗薬投与」がSTOPPクライテリアに該当するという情報を加えて減処方提案を行った結果,アムロジピンが中止となり,便秘が改善された事例があります。このように,クライテリアによるスクリーニングからもう一歩踏み込んだ介入方法を模索しているところです。

表 減処方のためのキーステップ9)

①患者が現在使用している全ての薬剤について,その処方理由を再確認する。
②個々の患者における薬剤有害事象の全体的なリスクを把握する(積極的な介入をすべきかの評価)。
③各薬剤における,潜在的なリスクとベネフィットを評価する。
④低リスク,高ベネフィット,退薬症状,患者の希望等を考慮して中止薬剤の優先順位を決める。
⑤中止レジメンを実行し,アウトカムの改善や副作用発現を注意深く観察する。

図 ポリファーマシー外来フローチャート

1)入院時に病棟薬剤師が内服薬剤を全てリストアップ。
2)病棟看護師が上記対象患者を抽出し,患者・家族に説明・同意文書を渡して説明。
3)地域連携室を介して処方医療機関に連絡。
4)内科のポリファーマシー外来を予約。
5)内科担当医と患者・家族が面談し,内服薬の調整が必要な場合には介入。
6)入院期間中,薬剤調整後の症状の変化を確認。
7)退院時に,もともとの処方医療機関へ診療情報提供。

情報源: 医学書院/週刊医学界新聞(第3150号 2015年11月16日)

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